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お知らせ【MOMが2027年適用のCOMPASS給与ベンチマークを発表】
2026年8月、シンガポール人材開発省(MOM)は、Employment Pass(EP)の審査制度であるCOMPASSの「C1 Salary」基準に関する新たな給与ベンチマークを公表しました。新基準は、2027年1月1日以降の新規EP申請および2027年7月1日以降に期限を迎えるEP更新申請に適用されます。
COMPASSのC1項目では、候補者の固定月給を同業界のローカルPMET(Professionals, Managers, Executives and Technicians)の給与水準と比較し、ポイントが付与されます。65パーセンタイル以上で10ポイント、90パーセンタイル以上で20ポイントを獲得できます。
今回の改定のポイント
今回発表された2027年適用ベンチマークでは、多くの業界で必要給与額が引き上げられており、企業によっては従来と同じ給与水準ではCOMPASSの獲得ポイントが下がる可能性があります。
企業への影響
COMPASSでは原則として40ポイント以上の獲得が必要です。給与ベンチマークの引上げにより、これまでC1項目で20ポイントを獲得していた候補者が10ポイントとなり、COMPASS総合点が基準を下回るケースも想定されます。特にEPの新規申請や更新を予定している企業は、対象従業員の給与水準やCOMPASSスコアを早めに確認しておくことをお勧めします。
ASAではビザ申請代行に加え、人事労務アドバイザリーも提供しております。EP申請への影響や対応についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
[Air & Sea Transport]
最も大きな上昇が見られた業界の一つです。
- 30歳:S$7,665 → S$8,180(+6.7%)
- 45歳以上:S$11,582 → S$12,390(+7.0%)
海運業界では外国人専門職の活用比率が高く、EP更新案件への影響が比較的大きいと考えられます。
[Banking & Other Financial Services Activities n.e.c.]
給与基準は全年齢層でほぼ一律に引き上げられており、約2.2%前後の上昇となりました。
- 30歳:S$11,251 → S$11,499(+2.2%)
- 45歳以上:S$19,266 → S$19,683(+2.2%)
金融サービス業界はEP対象となる専門職比率が高いものの、今回の改定は市場賃金の上昇に合わせた調整的な引き上げにとどまっています。
[Fund Management Activities]
引き続き22業界の中で最も高い給与水準が求められています。
- 30歳:S$13,030 →S$13,016(-0.1%)
- 45歳以上:S$21,845 →S$21,639(-0.9%)
依然として他業界を大きく上回る水準です。20ポイント基準は約3%前後の上昇がみられる一方で、10ポイント基準は29歳以降の基準額がわずかに低下しており、30歳では0.1%、45歳以上では0.9%の減少となりました。
[Info-communication Technology]
給与基準は継続的な上昇が見られます。
- 30歳:S$8,971 → S$9,226(+2.8%)
- 45歳以上:S$13,326 → S$13,926(+4.5%)
シンガポール国内のテクノロジー人材市場の給与上昇を反映した結果と考えられ、ソフトウェア開発、AI、データ分析、サイバーセキュリティなどの専門人材を採用する企業にとっては、今後の採用レンジや報酬体系の見直しが必要になる可能性があります。
[Professional Services]
給与基準は比較的緩やかな上昇となっており、市場賃金の上昇を反映した調整的な改定にとどまっています。
- 30歳:S$8,010 → S$8,283(+3.4%)
- 45歳以上:S$11,941 → S$12,102(+1.3%)
[Real Estate Services]
給与基準は全体として緩やかな上昇となりました。23歳以下から44歳までの年齢層で引き上げが見られた一方、45歳以上では据え置きとなっています。
- 30歳:S$6,695 → S$6,802(+1.6%)
- 45歳以上:S$8,730 → S$8,730(±0.0%)
EP申請最低給与額の引き上げ
EP申請時、COMPASSの給与ベンチマークとは別に、EP申請の最低給与額を満たす必要があり、いずれか高い方の給与額が適用されます。最低給与額は、23歳からS$6,000(金融サービス部門ではS$6,600)に引き上げられます。この変更は、2027年1月1日以降の新規EP申請、および2028年1月1日以降に有効期限を迎えるEPの更新申請から適用されます。
COMPASS免除対象給与額に変更はなし
月額給与がS$22,500以上のEP新規・更新申請は、COMPASS制度の適用を免除されます。 この点、現行から変更はありません。

※灰色部分はCOMPASSの評価対象外となる給与基準です。
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